集合住宅の誕生秘話や歴史を紹介!あなたの知らない建築物の世界。
集合住宅と一口に言っても、現在ではアパート・マンション、タウンハウスやコーポなど様々な言葉で表されていまが、
簡単に説明すると一つの建物の中に、複数の世帯が入居している住宅というくくりになります。
その歴史を世界で見れば、最も古いものに古代ローマ時代のインスラと呼ばれた大規模なアパートがあります。
このインスラは歴史的建造物としても有名です。
では、日本での集合住宅が誕生したのはいつ頃になるかと言うと、明治43年東京に初の積層集合住宅として落成した上野倶楽部です。
木造5階建ての賃貸住宅であり、洋風な外観を持っていたため居住者には日本人以外の外国人もいました。
その後日本の産業化の発展にともない、主に東京や大阪などの大都市圏でのアパートの建設が進んでいきました。
大正12年に起きた関東大震災の際に木造住宅のもろさが深刻な問題となり、鉄筋コンクリート造の耐火・耐震性に優れた集合住宅へと進化していきました。